日本にあるボーディングスクールとは、近年グローバル化の進展に伴って、お子様が小さな頃から国際的な教育環境を育み、英語力や国際感覚を養うことを重視するごに家族にオススメです。
ボーディングスクールとは、広い意味で寮を備えた学校(全寮制もしくは一部の生徒のみが寮生の半寮制のことを意味します)。
日本国内には大きく分けて3種類のボーディングスクールが存在します。
この記事では主に、日本のボーディングスクールの魅力とその詳細についてご紹介します。
① 学校教育法第134条によって定められている「各種学校」に区分される、インターナショナルスクールとしてのボーディングスクール
② 学校教育法第1条に基づく学校(一条校)のことです。
日本の学習指導要領に沿った指導を行う一方、世界基準の国際的カリキュラムを取り入れています。
大半の科目の指導を英語で行っている一条校のインターナショナル・ボーディングスクール
③ 通常の日本の学校と同様に、日本の学習指導要領に沿いながら、日本語で指導を行うボーディングスクール(秀明学園、ラ・サール等)
近年のグローバル化に伴って、日本国内でも英語を主要言語とし、教育を行うボーディングスクールが増加しています。(例:上記の①と②)
これらの学校では、お子様が小さな頃から国際的な教育環境で学英語力や国際感覚を養うことをぶことができます。
2022年には、イギリスの名門ボーディングスクールの一つであるハロウ・スクール(Harrow School)が、日本の岩手県に開校されました。
2023年秋には、同じくイギリスのラグビー・スクール (Rugby School)が千葉県にオープンする予定です。
この記事では、上記の①に当たるインターナショナル・ボーディングスクール(以下ボーディングスクール)に焦点を当て、一条校のインターナショナル・ボーディングスクール(以下一条校ボーディングスクール)との違いについて、詳しくご紹介していきます。
国際教育を行う日本のボーディングスクールは、大きく分けて二つ種類があります。
日本国内にあるボーディングスクールの1つ目の種類は、学校教育法第1条に基づく学校(一条校)です。
日本の学習指導要領に沿って指導を行う一条校のボーディングスクールでは、生徒のおおよそ90%以上が日本人である場合が多く、日本語のサポートを受けることができます。
例としては、広島県の神石インターナショナルスクール、愛知県の国際高等学校(NUCB International College)、福岡県のリンデンホール・スクール、広島県の英数学館です。
日本国内にあるボーディングスクールの2つ目の種類は、学校教育法第134条によって定められている「各種学校」に区分される、インターナショナルスクールのことです。
一般的なインターナショナルスクールは、帰国子女、日本在住の外国人ご家族のお子様が主に通われています。
そのため、しばしば多国籍の学生が多数いる環境となっています。
また、英語がネイティブのスタッフおよび、講師陣で構成されています。
どちらの種類の学校においても、指導言語は共通して英語となります。
異なる点としては、教育内容や環境、入学条件です。詳しくは下記にてお伝え致します。
次に、日本にあるボーディングスクールの一覧(地域別)および、受験する学校を決めるための検討点をご紹介します。
学校が提供する教育内容や教育方針、学校のミッションやビジョンに共感できるかどうかを、各ボーディングスクールの公式ホームページから調べる必要があります。
検討中のボーディングスクールがどのようなカリキュラム(例: IB)を提供しているかを調べることで、お子様の希望する進路に適した学校を選ぶことが出来ます。
日本のボーディングスクールは、日本の一般的な学校に比べ、学費が高い傾向にあります。
費用面でのサポートや奨学金の制度があるかどうかについては、各ボーディングスクールのウェブサイトにて最新情報を調べる必要があります。
寮の部屋の構造、食事の内容や質、安全性や医療体制など、学校生活における全体的なサポートがどの程度あるのかを調べておく必要があります。
ご希望のボーディングスクールが都市部に近いのか、自然環境に恵まれた場所にあるのかを参考に、お子様のパーソナリティに合った学校を決める必要があります。
学習のサポートやカウンセリング、アフタースクールの活動内容や、クラブ活動の充実度を確認することも大切です。
学校の授業後のライフスタイルや、ボーディングスクールでの生活の充実度を知ることが出来ます。
海外からの生徒の割合や、どのような国際教育があるのか、そしてその質を知るお子様が必要があります。
日本のボーディングスクールに通うことで、将来、日本または海外にて活躍するために必要なスキルやパーソナリティを育てることができます。
スポーツ、アート、音楽などのプログラムやお子様に必要な施設の有無を事前に調べておくことも重要です。
勉強だけではなく、感性や創造力を磨く機会があるかどうかを確認することも大切だからです。
検討中のボーディングスクールの卒業生が、どのような大学へ進み、就職先を選んでいるのかは、重要な検討要素です。
また、どのようなカレッジカウンセリングのサポートが受けられるかどうかを知ることで、お子様の進路についての悩みを軽減することができます。
学校の評価や評判:
Google評価や口コミから、検討中のボーディングスクールに関することを調べることで、実際の学校について知ることができます。
現在通われているまたは、過去に通われていた学生や保護者の方の意見も、判断材料の一つです。
オープンキャンパスや学校見学の機会
実際に学校を訪問し、雰囲気や設備を確認し、教職員や生徒と交流することで、学校の実態を理解することができます。
これらの検討材料を元に、自分自身や家族の価値観や目標に合った学校を選ぶことが重要です。
弊社・東京アカデミックスは、日本人を含む様々な生徒様が持つ、日本のボーディングスクールまたは、海外の名門学校入学の夢を叶えてきました。
海外の有名大学から卒業をした完全ネイティブの英語講師による英語・数学・その他の科目の指導&サポート(マンツーマンレッスン指導またはグループレッスン)や、受験コンサルタントによる希望校への受験準備やサポート等を、最初から最後まで生徒様と保護者様のご要望に沿って、不安要素を「安心」に変えていきます。
・日本または海外のボーディングスクールへの入学を考えている、またはサポートやコンサルタントが必要な場合は、まずはこちらのフォームにご登録いただき、無料コンサルテーションへお越し下さい。
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日本を代表するボーディングスクール一覧・関東編では、下記のボーディングスクールが話題を集めています。
2023年9月に開校予定であり、東京都心からも近いので、多くの日本にあるボーディングスクールのファンからは大変な期待が寄せられています。
日本にあるボーディングスクール一覧・中部編では、長野県に学校が集中しています。
特徴としては自然豊かな環境の中で、質の高い教育を提供しています。
日本のボーディングスクール一覧・東北編の学校は、岩手県にあり、2023年に設立されたばかりです。
ハロウスクールは日本で最初のイギリス系ボーディングスクールとして、岩手県もその開校に協力し、高原リゾートの開業と共に、安比高原で新しいまちづくりを模索するプロジェクトとなりました。
日本のボーディングスクール一覧・北海道編は、幼稚園から高校まで通うことが出来る一貫校です。
(寮に入ることができる年齢は要問合せ)
次に、日本のボーディングスクールの中で、弊社のおすすめをお伝えします。
また、スクールの魅力や詳細についても詳しくお伝えします。
現在、日本で注目を集めているのが、イギリスで長い歴史を誇るボーディングスクールの日本校、ハロウ・インターナショナルスクール安比ジャパンとラグビー・スクール・ジャパンです。
両校とも、日本国内の他のインターナショナル・ボーディングスクールに比べ規模が大きく、施設も充実しています。
ハロウ安比校では、岩手県・安比高原のスキーリゾート、36ホールのゴルフコース、18のテニスコートから、湖や山を利用した体験学習まで、一クラス16名の少人数制で、自然と深く繋がった学びを提供しています。
一方で、ラグビー・スクールは千葉県にあります。
都心から30分、新たな街づくりに取り組んでいる柏の葉スマートシティの「柏の葉国際キャンパスタウン」の一角に位置します。
千葉大学や東京大学のサテライトキャンパスを持ち、イノベーションに取り組む街で、本格的なイギリス式教育を受けることができるのが魅力です。
また、ラグビー・スクールは自然に囲まれた北海道のキャンパスも持ち、都会と自然の両方の良さを経験できる学校と言えるでしょう。
次に日本国内のボーディングスクールの平均学費についてご説明します。
初年度は、学費と寮費の他に、入学金やその他の諸費用に30万~100万円程がかかります。
また、総費用は学校の規模や設備によって差があります。
日本国内のインターナショナル・ボーディングスクールの平均学費や費用は、海外のボーディングスクールと比べても大差はありません。
小さいお子様を、海外のボーディングスクールや学校に一人で通わせることに抵抗がある方は、あえて日本にあるボーディングスクールに通わる選択をすることで、安全面での不安要素を一つ無くすことができます。
※2024年からは、7日間ボーディングは60万円の値上げ、5日間ボーディングは90万円の値上げです。
次に、日本でボーディングスクールに通うメリットとデメリットについて、読者の多くの方が気になるメインのポイントをご説明します。
もともと、ボーディングスクールはお子様をアメリカやスイスをはじめとする海外の全寮制学校へ送ることが目的でした。
日本のボーディングスクールへ通う主なメリットとして、奨学金がもらえること、いじめ問題をスタッフと一緒に解決できることがあります。
デメリットとして、学費面にて心配があるということでした。
そこで、この二点について詳しく検証し、下記にまとめました。
のボーディングスクールの奨学金には、①家庭の経済的状況に基づいて支給されるものと、②生徒様の才能や実績(学業、芸術、スポーツ等)に基づいて支給されるものと、大きく分けて2つの種類があります。
海外のボーディングスクールの奨学金は、その国の市民である生徒に優先的に支給される場合が多い一方で、日本のボーディングスクールでは、日本人でも奨学金に応募することができるのが利点です。
日本のボーディングスクールでも、海外のボーディングスクールのように、スタッフまたは講師陣がキャンパスに常駐しています。
そのため、保護者の方から「問題視されているいじめ問題」についてご質問をいただいた際、一般の日本の学校よりも安心してサポートを受けることができることをご説明しています。
学習面だけでなく、生徒様の全体的な心身の健康、安定した学校生活を送る方法、満足度などの要素についても相談することが出来ます。
まずは、日本のボーディングスクールでデメリットとして、懸念されている学費について見てみます。
一般的なボーディングスクール高等部の学費を日本の高等学校の学費(文部省による令和3年度子供の学習費調結果に基づく)と比べると、以下の通りです。
充実した施設やユニークなプログラム、高い学歴を持った教師陣を持つ日本のボーディングスクールは、やはり高額となります。
ただし、学校によっては、家庭の経済的状況や、生徒の才能や実績(学業、芸術、スポーツ等)に基づいて奨学金を支給するところもあります。
海外のボーディングスクールの奨学金は、その国の市民である生徒に優先的に支給される場合が多いため、日本のボーディングスクールでは、日本人でも奨学金の選考対象になるのは利点です。
日本のボーディングスクールにて、どのような奨学金プログラムがあるのか、どのような受験プロセスがあるのか知りたい方は、弊社・東京アカデミックスのフォームまたは、お電話(050-6868-2121)にてご連絡ください。
受験コンサルタントによる希望校への受験準備やサポートと共に、最初から最後まで生徒様と保護者様のご要望に沿って、不安要素を「安心」に変えていきます。
・日本または海外のボーディングスクールへの入学を考えている方は、フォームにご登録いただ、無料コンサルテーションへお越しください。
日本国内のボーディングスクールの特徴を小学生、中学生、高校生の年代別に見ていきます。
また、これまでご紹介してきたインターナショナル系のボーディングスクールとは特徴のことなる、一条校(生徒の大半が日本人であり、日本語のサポートが受けられる)ボーディングスクールについても少しだけ触れてみたいと思います。
現在、日本国内に存在するインターナショナル系のボーディングスクールは、中学生からのみとなっていますが、英語を指導言語とする一条校のボーディングスクールには、小学生から入寮可能な学校もあります。
特に、神石インターナショナルスクールは、日本で唯一の全寮制の小学校として知られています。
また、英数学館は、小学部が国際バカロレアに認定されている唯一の一条校です。
以下の一条校では、文部科学省の学習指導要領と国際的なカリキュラムを統合し、国語や道徳以外の授業を英語で行う英語イマ―ジョン教育を行っています。
詳しくは、下記の詳細をご覧ください。
日本国内のボーディングスクールを希望する場合は、中学生から寮に入ることができるハロウ安比校、ラグビー・スクール・ジャパン、北海道インターナショナルスクール、白馬インターナショナルスクールの4つの選択肢から選ぶことになります。
ハロウ安比校とラグビー・スクール・ジャパンは、イギリス式のIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)にのっとったカリキュラム、白馬インターナショナルスクールは人間的成長に重きを置くHuman Flourishing Curriulum、北海道インターナショナルスクールではInternational Middle Years Curriuclum (IMYC) を使用しています。
中学校は、高校の学習、そして大学受験の基礎を作る大切な時期です。
お子様の学習スタイルや興味、将来の目標などを考慮しながら、どのカリキュラムが合っているのかを家族で良く考えましょう。
高校生から日本国内のボーディングスクールを希望する場合は、前述の中高一貫校に加え、ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAKジャパン(UWC ISAK Japan)も選択肢に入ってきます。
大学受験に直結するという意味で、高校のカリキュラム選択は非常に重要となってきます。
一条校になりますが、2022年に愛知県に開校した国際高等学校(NUCB International College)でも、日本の高校卒業資格と並行して英語で国際バカロレアの資格を取ることができます。
イギリス式のAレベルか、国際バカロレアか、どちらにしても日本にいながらにして国際的な環境に身を置き、世界水準の教育を受けることができます。
UWC ISAK Japanの卒業生は、2017年以来日本から16か国の様々な大学に進学しています。
新設校の大学進学実績は、まだボーディングスクールを卒業した学生がいないため、今後の発表を待つ必要があります。
海外ではなく、日本国内でもボーディングスクールへ通い、英語による国際教育を受けることが出来るようになりました。
ただし、日本の義務教育終了の資格を得ることができないこと(小学校と中学校の場合)、費用の問題、高校卒業後の進路、国内とは言えども親元を離れて生活することなど、検討項目が多数あります。
日本にてお子様をボーディングスクールへ通わせるという選択が、お子様の性格や、家庭の教育方針・目標に合っているのかを見極めることが大切です。
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